正しい遺品整理の仕方とは

相続と遺品整理

両親のどちらや肉親の方が亡くなられた時に故人が所有していた遺品としての品々を整理することがあります。
個人が残す財産には自宅やマンションなどの不動産の場合や株券などの有価証券などと、その他に絵画や宝飾品、衣類なども含めた動産があります。

 

これらの財産の中でも不動産や有価証券などは故人の遺言で分配法が決められている場合もありますし、相続する権利者同士の話し合いで分配法を決めることもあります。
分配法が決まらない場合には法律で決められている分配法で弁護士などの立ち会いで分配を行なうことがあります。
勿論の事ですが法的に相続人に分配する時には動産も含む故人の遺品の全てが分配の対象になります。

 

法的な分配であっても相続人同士の話し合いや遺言での分配法にしても、故人の動産である遺品を整理しておく必要があります。
故人が残した動産である遺品には、現金や証券類、銀行預金、ハンドバッグや衣類品や家財道具、貴金属類、自動車、絵画、骨董品、雑貨品・・・など多岐にわたります。

 

これらの遺品の整理には普通は故人に近い家族の方が行なうケースが多くなりますが、中には相続者間のトラブルを防ぐために第三者である専門の業社に依頼することもあります。
また、故人の住んでいた住居が遠方に有って遺品整理が難しい時にも遺品整理業者に委託することもあります。
相続問題で相続人同士が争っている場合には相続問題を扱っている弁護士などに依頼して遺品整理を行なってもらうことがありますが、弁護士自身が行なうには費用対効果が見合わないので弁護士から公正に遺品整理をしてくれる専門業者か信頼の置ける第三者に委託します。

形見分けの習慣と意義

身内などのどなたかが亡くなられて個人になった場合には故人が所有していた遺品についての相続問題が起きてきます。
相続人が一人だけの場合には問題が起きることは有りませんが、相続人が複数に登る場合には相続を巡ってトラブルが発生することが多くあります。

 

遺産相続が法的な形で分配される場合には民法で定められている法定期限までに遺品の整理を行う必要が出て来ます。
一般的な遺品の分配は仏式で葬儀を行う場合には四十九日が過ぎてから残された遺族や故人が生前に親しくしていた方々に「形見分け」という形で遺品を分配するのが普通です。
仏教おける思想では、人が亡くなられてから四十九日を過ぎて故人の魂が彼岸「あの世」に旅立つとされています。
ですから、仏教の考え方では四十九日が経過するまでの間は故人の遺品に触れたり動かしたりすることは禁じられています。

 

また、昔は故人の遺品は故人より目上の方に贈ることをしないことが習慣となっておりましたが、近年では故人と親しかった方々に形見分けする時に目上であることに気を使うことは必要がなくなっております。
遺品には金銭的に財産としての価値のあるものもありますが、基本的には故人の形見としての故人の記念品としての意味合いの方を重要視します。

 

金銭的な価値の高いものは形見分けを受ける側にとっても気持ちの点で重荷になる事もありますので遺品の分配には細かい気配りが大切です。
形見分けは決して財産相続では有りませんので故人の気持ちと形見分けをされる方の気持ちを熟慮した上で「受け取っていただく」気持ちが大切な儀式になります。